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- OpenAI
OpenAIモデル、Google Cloudで一部企業向け非公開プレビューを開始
未収録の10月21日発表と夜間の変更・10月22日6時の取材再確認
要約・概要
OpenAIが10月21日、Google Cloudが10月22日に、OpenAIのモデルをGoogle CloudのModel Gardenで提供すると発表しました。今のところ、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaを使えるのは選ばれた一部の企業顧客だけで、非公開プレビューの段階です。
Google Cloudでサービスを運用している会社が、GPTのモデルを試したくなったとします。これからは、Google Cloudの中でOpenAIのモデルを選び、利用料もGoogle Cloudからまとめて請求される道が開かれつつあります。ただ、今はまだ一部の企業だけが使える非公開プレビューです。
主な事実
OpenAIは10月21日、Google Cloudは10月22日付の記事で、OpenAIのモデルをGoogle CloudのModel Gardenに導入すると発表しました。Model Gardenは、Google Cloudで複数の会社のAIモデルを選んで使える場所です。Googleによると、GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaが一部の企業顧客向けに非公開プレビューで提供され始めており、関心のある企業はGoogleの申し込みフォームから意思を伝えられます。OpenAI発表・Google Cloud発表
| 項目 | 状態 | 発表元 |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra・GPT-6.1 Sol・GPT-6 Luna | 一部の企業顧客向け非公開プレビュー。ほかのモデルも近く追加 | |
| APIでの開発、OpenAIのコーディングエージェントCodex(ローカルのCLI・デスクトップアプリ)をGoogleのGeminiプラットフォームにつないでモデルを呼び出す | 発表日から「顧客」が使えるとだけ記載。プレビュー対象の企業に限るかは書かれていない | |
| 業務向けGemini、Googleのエージェント開発ツールAntigravityでOpenAIモデルを選択 | 近日提供 | |
| データを保持しないZero Data Retention(ZDR)オプション、Confidential Compute | 近日提供 | |
| 一般提供 | 今後数週間のうち | OpenAI(Googleの記事に時期の記載なし) |

1. 会社のアプリの要求が通る道
Google Cloudは、企業がサーバー・データ・アプリを運用するクラウドサービスです。今回の発表で、そこで動く会社のアプリがOpenAIのモデルを呼び出せるようになります。Googleは、OpenAIのモデルが専用のGoogle Cloud基盤で動き、すべての呼び出しが認証された身元で行われて監査ログに残ると説明しています。監査ログとは、誰がいつ何をしたかを後からたどるための記録です。Google Cloud発表
猫と一緒に読み解く Q&A
- 猫の研究員
Google CloudでGPTを選んだら、答えるのは結局Geminiなの?
ポケットノート違うよ、答えを計算するのはOpenAIのモデル。Google Cloudはその手前で、誰が呼び出せるか、何を記録していくら請求するかを受け持つんだ。
- 猫の研究員
うちの会社がGoogle Cloudの顧客なら、今日からすぐ使える?
ポケットノート今は選ばれた一部の企業だけがプレビューで使えるよ。対象でなければ、申し込みフォームで関心を伝えて一般提供を待つ段階だね。
2. 請求書とコミットメント割引
Googleによると、OpenAIのモデルはGoogle Cloud Marketplaceで取引されるため、利用料はGoogle Cloudの請求書1枚にまとまり、既存のクラウドのコミットメントから差し引かれます。クラウドのコミットメントとは、企業が一定期間に一定額以上を使うとクラウド会社と結ぶ契約です。この利用額はFlexible Savings Plans(FSP)にも合算されます。GoogleはFSPをGemini Enterprise向けのコミットメント割引として紹介しており、月々の利用額を約束すると、トークンの費用が1年契約で10%、3年契約で20%割り引かれると説明しています。Google Cloud発表 FSPの案内
Googleの記事には、モデルごとの単価は載っていません。実際にいくら払い、どのコミットメントに含まれるかは、会社ごとの契約によって変わります。
猫と一緒に読み解く Q&A
- 猫の研究員
もうコミットメントを結んでいる会社なら、GPTの利用料は別に払わなくていいの?
ポケットノート利用料はちゃんとかかるよ。別に支払う代わりに約束済みの金額から引かれるだけだから、たくさん使うほどコミットメントが早く減っていくんだ。
3. 入力したデータはどこに残るか
Googleは、顧客のプロンプト・文脈・出力が顧客の指定したデータ境界の中にとどまり、基盤モデルの学習には使われないと説明しています。呼び出しは隔離されたゲートウェイを通ってGoogle Cloudの中だけでやり取りされ、外部のモデル提供元が顧客のクラウド環境に無断でアクセスすることはないといいます。ただし、データをまったく残さないZDRオプションと、処理中のデータを守るConfidential Computeは、まだ「近日提供」の段階です。Google Cloud発表
猫と一緒に読み解く Q&A
- 猫の研究員
学習に使わないなら、保存もしないってこと?
ポケットノートそれは別の話なんだ。保存しないZDRオプションはまだ出ていないから、今データがどれくらい保持されて、どんなログが残るかは、契約と製品の規約で調べてね。
4. 3つのモデルからどれを選ぶか
Googleは3つのモデルを次のように紹介しています。
| モデル | Googleの紹介 |
|---|---|
| GPT-6 Astra | コーディング、コンピューター操作、専門業務、科学研究のような難しい仕事向け |
| GPT-6.1 Sol | Astraに近い性能をより低い費用で。エージェント型コーディング、コンピューター操作、専門業務向け |
| GPT-6 Luna | 日常の仕事を大量にこなす、速くて安いモデル |
紹介文だけで選ぶより、同じ仕事を任せてみるほうが確かです。架空の問い合わせ振り分けアプリなら、まず正解とする分類と人が見直す条件を決め、同じ入力で形式・正確さ・応答時間・費用を比べます。アプリの中で複数のモデルを差し替える方法は、AnyLanguageModelの記事で扱いました。
猫と一緒に読み解く Q&A
- 猫の研究員
じゃあ、一番性能がいいAstraを選べばいいんじゃない?
ポケットノート任せる仕事によるよ。Googleの紹介どおりなら、大量の日常業務はLuna、難しいコーディングや研究はAstraのほうだね。自分のアプリの同じ入力で、正確さ・速さ・費用を比べて決めればいいんだ。
まとめ
このニュースで覚えておきたいこと
Google Cloudにシステムを置く企業には、OpenAIのモデルを同じ請求書、同じ権限の仕組みの中で使う道ができました。ChatGPTの契約が変わる話ではなく、今は一部の企業がプレビューで試せる段階です。データを一切残さない条件がどうしても必要なチームは、ZDRオプションが出るまで待つほうが安全です。
出典
- OpenAI発表openai.com
- Google Cloud発表cloud.google.com
- FSPの案内cloud.google.com